大きな階段で西日を浴びながら、疲れの余りか珍しく作品論を
語ってしまった。ここから見る対岸の景色と空への憧れは、初めて訪れた時から
何ら変わらない。

何故だか仕事帰りに、ふと母校の前をかすめて大回りして帰った。
140時間かけて描いた古い柿の樹は、まだ暗闇の先に植わっているのだろうか
などと思いつつ。

締め切り前日、普段なかなか出来ないことをと思い贈った父の日ギフトの
反応は、予想し得る最悪の反応を以てしても遠く及ばない、
心無いものだった。 

不毛地帯やらジョジョやらガンダムUCやらをぎゅうぎゅうに詰め込んだ「戦闘用BGM」から
ようやく解放された。槙原さんの「君の名前をよんだあとに」を聴きながら
京都の下道を走ると、視界も思考もなんだかぼうっとした。

そんな個展の直前の日々。
自分のやっていることに、ほんの少しでいい。
確信が持ちたい。

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