思えばもう15年に及ぶご縁。
お互いに随分と周りを取り巻く環境は変わったけれど、
こうして今も湖畔でお茶をしている。

いったいどれほど語り合えばこの会話は途切れるのだろう。
初対面から今に至るまでずっとこのまま・・・休憩で
車を降りた瞬間、連続でしゃべり過ぎて立ち眩んでよろけた。

少しずつ陽が色づいて、水際でカイツブリがひょこひょこと
遊んでいるのが見えた。

少し立ち止まって、これまでのこと、
これからのことを考えよ、
ということなのかもしれない。
母国語で心の声が聞こえるうちに、
とはなかなか見事な言い回し。

9ヶ月ぶんの滞留の大部分が押し流されて、
少しずつ次へ向けて歩き始める。

IMG_4255