今宵、千里の片隅で。

日本最古のニュータウンの片隅で、 画家・待井健一は今日もちくちくと制作しています。

2013年07月

熱帯ニュータウン。

 

IMG_3512去年も確かそうだった。
わずか20分路地を彷徨うだけで、既に酸欠の金魚のように
口をぱくぱくさせていた。
もうこれは普段運動をしているとかしていないとかの問題ではなく、
人間の耐性の限界なのではあるまいか。

夏の校庭では、中学生達が合図と共に
一斉に全力疾走で駆け出していた。
ただ歩くだけでもこんなに疲弊するのに、
いったいどんな心境なのかと。
そして何故か50メートルの間に徐々にスピード差がつく
彼らを見ながら、
「個体差」という単語が浮かび、
うちの魚たちを思い出した。病気だろうか。

いつも通る国道のすぐ裏側では、
今年も土蔵と板塀のわずかな隙間で猫たちが戯れている。 

夏を歩く。

IMG_3501

取り壊される家の前で小学生が正座していたり、自宅のガレージで老人が死んだように
眠っていたり、夏の路地裏は少し不思議な光景。

遠くの空に光の筋が走り、ほどなくぽつぽつと夕立が
やってきた。

雨の匂いに乗って、どこからか祖母の家の匂いが
流れてきた。
い草の匂いなのか、それとも線香か何かなのだろうか。
アトリエでのもやもやが、瞬間すうっと引いていったのが
我ながら驚きだった。

この夏は、去年と同じく、
まもなく滅び去る団地群を取材して回ってみようと思う。

 

アクアリウムどこへゆく。

 突如の大量死から数ヶ月。
様々な試行錯誤の末、生存者4匹で再スタートを切った。
60センチに2匹、90センチ水槽に2匹の組み合わせで、
これもあれこれ計算して大きさと組み合わせを決めている。

こちらは90センチ組。画面にはいないが
プラチナホワイトのエンドリケリーのこがねちゃん(大型種)と、
ロイヤルデルヘッジのえまちゃん(小型種)のコンビ。
ヒーターの上に乗っかっているのがえまちゃん。

早期に巨大化させるため、彼ら二人では到底持て余しまくりな広さの水槽に
メダカ200匹。
流木も入れて、とりあえず体制は整い始めた。

この「小型種」と「大型種」が同居する状況というのは、
私にとっても初めての試み。 
第4世代、どこへゆくのか・・・ 

ショットガン。

薄暗い路地に引寄せられるようにして、扉を叩いた。

同じく薄暗く落ち着いた店内にて、
初めて憧れのカクテルを飲む。

「小樽はもうじき雪だ」
そう言いながら、バーテンに差し出された小さなグラスを
卓にとんと叩きつけ、
しゅわしゅわと溢れる酒をくいっと飲み干す。

その仕草をもう200回近くは見たのだろうか。
20年近く経って、やっとその名前を知ることが
できた。

特に美味しいとかそういうものではないと
バーテンさんは言っておられたが、
きっと今度も頼んでしまうだろう。

中年の男たちが自分たちの作品を小馬鹿にされつつも
、「おつかれさん」と言って飲む。
いつかそういうことが私にもあるのだろうか。

IMG_3435 

サプライズなんとかゼミ。


DSCF6098
撮影会と名のつくイベントに、はじめて参加させていただきました

初対面の方々もたくさんおられる中、どんなものだろうと
思いながら会場に行くと、なにやらとんでもないタイトルに(笑)

専門分野も年齢も様々な方々で集まって、いろんな
シチュエーションで撮影を行う素敵な会合だったのですが・・・
大手楽器メーカー勤務の方が趣味もかねて作ってくださった「蔵書型光るMP3プレーヤー」に感動しました。
まだ試作機とのことでしたが、実際に音楽が聴けて、かつ音に合わせて
蔵書の表面が明滅するなど、舞台小道具をやっていた者としては
久々の衝撃でした。

さらにモデルさんが衣服やしぐさ・表情にいたるまで作品の世界観を再現しようと
してくださり、なんだか私自身自分の描いている世界に入り込んだような
錯覚を覚えるほどでした。

なんだか向こう1年分の資料と刺激をいただけた気分です。
そして個展終わって早々、早く次!と意気込んでしまうに
十分な一日でした。
プロフィール

待井健一

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