仄暗い照明の下で。

JAZZが流れる店内で、珍しく紅茶を飲んでみる。
いまやすっかり珈琲中毒になったせいで、
茶葉の香りさえ懐かしい。

メニューの入ったアンティークの額縁の彫模様につい目がいく。
腰を痛めて運動ができないせいだろうか。
オンとオフがどろどろだ。

どろどろ。
書いてみて八割しっくりくる単語。
つい先日まであれもこれもと
時計を気にしながら駆け回っていたのが、
何をきっかけに澱んでいったのか、
日記を書きながらゆっくり思い返してみる。

活動を一時休止するアーティストの気持ちがわかるような危ない精神状態からは、
早くおさらばしてしまいたいのだけれど。

新しく新調した日記も、筆が進まない。
腹いせにクエスチョンマークを語尾につけて連呼してみた。
ますますもって病的。

書いて消してを繰り返しながら、
既にもうアッサムは空っぽだ。画像1