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陽がのぼる前というのは、ここ千里では
夜中よりも音がしなくて静か。
な気がする。
いつも無意識にどこかで聞こえている
遠い阪急電車の音がしないせいだろうか。

ライトのついていない水槽では、
普段水底でぐだぐだしている古代魚たちが
ひらりひらりと優雅に泳ぎ回る姿がよく見られる。
この楽しみは何物にも替え難い。

予想外に降り積もる雑務を片付けつつ、にじりにじりと
制作が進む。
今回気が早くも、既に来年のDMに使おうという絵を
描いている。
個人的には最近よく聴いているエレクトロニカの影響が
多分に入った、久しぶりに明るいブルーの
作品になりそうな予感。

新しい何かが生まれそうな時というのは、
やはり作家にとってはしんどくてもやめられない醍醐味なのだと
思う。