DSCF3400 - コピー

つい先日テレビで「20世紀少年」の特別版をやっていて、
もうすっかり中年になった大人たちによる小学校の同窓会というシーンが
あった。
一緒にお酒を飲んでいても「こいつ誰だったっけ??」みたいなことになっているのが
なんだか可笑しくて。

昨夜のあの、今までの人生のどの会合とも違う独特の空気感というのは、
しばらく忘れられそうにない。
知ってるのに知らない。知らないのになんだか知ってるような。
そんな曖昧な距離感から時間が経つにつれ、
当時の濃紺の学生服姿がレイヤーで重なるように思い出されてゆくと、
なんだか途方もない懐かしさに襲われた。

同じ世界に生きていても、
なんだかもう一度会えるなんて思っていなかったのだろう。
自分が当時どんなポジションにいたかをすっかり忘れてしまった私は、
「今と一緒でいいんだっけ?それとも全然違うキャラだったんだっけ」と
いらぬことに頭を悩ませ、分裂気味のまま2時間を過ごしてしまった。

それでも、思えば高校卒業以来女性の比率が圧倒的に多い環境にばかり
いたのに、
この男オンリーの真っ黒な圧力はすごく心地よかったのだった。
ああ、こんな場所にいたんだと。

案の定画家は私一人だった。
あの進学校にしておそらく前後10年かき集めても私だけだろう。

部活順にスピーチと言われて
「げっ 美術部俺一人やん」と思っていたら、
ちょんちょんと肩を叩かれ壇上に上げられたその
集まりはバレー部だった。
ここに入らなければきっとスポーツ刈りとか
一生縁がなかっただろうに、
すっかり抜け落ちていた。